おちんちんの袋が大きい?

陰嚢が腫れている場合の多くは、陰嚢水腫や鼠径ヘルニアという病気が考えられます。陰嚢水腫は精巣の周囲に水がたまったもので、多くは1~2歳ごろまでに自然軽快するためすぐに治療する必要はありません。定期的に経過観察をしていきましょう。経過中に急に大きさが変化するようになったり、腫れたところを痛がるなどの症状が出た場合は、鼠径ヘルニアなどの病気を併発していることもあるので、早めにかかりつけ医に相談しましょう。鼠径ヘルニアは陰嚢水腫と似ているのですが、中は水ではなく、多くは腸が出てきて腫れています。特に泣いているときや、おなかが張っているときに腫れが大きくなります。ヘルニアと診断されたら基本的には手術となります。ヘルニアでは嵌頓といって出ている腸が血行障害を起こす場合があります。この時は早急な治療が必要となります。