ステロイド軟こうについて
アレルギーの原因となっている食物除去や、ハウスダストやダニに対する対策、保湿、非ステロイド系軟膏などでは良くならない場合に使用します。
ステロイド軟こうの種類strongest 最強 | デルモベート、ジフラール、ダイアコート |
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very strong かなり強力 | フルメタ、アンテベート、トプシム、リンドロンDP,マイザー、ビスダーム、ネリゾナ、テクスメテン、パンデル |
strong 強力 | エクラー、メサデルム、ザルックス、ポアラ、アドコルチン、リンデロンV、ベトネベート、プロパデルム、フルコート、フルベアンコーワ |
medium 中等度 | リドメックス、ケナコルトA、レダコート、アルメタ、キンダベート、ロコイド、オイラゾン、グリメサゾン |
weak 弱い | プレドニゾロン |
当院では、中等度の軟膏を使用することがほとんどです。(弱い軟こうは、コンベック、アンダームなどのステロイドを含まない軟こうとほとんど変わらないからです)
ほとんどの場合中等度の軟膏で治療します。
皮膚状態の悪化の原因は、かゆみと掻くことです。痒みは、抗アレルギー剤で治まりにくいことが多く、ステロイド軟こうの塗布が一番効果的です。
ステロイド軟こうの中止時期は、かゆみが治まったらやめることが重要です。
かゆみが治まらない時期にやめてしまうと、繰り返しステロイドを使用する原因となります。
他、皮膚を清潔に保つ、保湿をしっかりする、血液検査などをおこない皮膚状態の悪化因子を除去することに努めましょう。