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役立つ知識

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便秘症について

<うんちは習慣>
毎日きまった時間にうんちをする習慣をつけることが一番大切です.朝食か夕食のあとなど時間を決めて,はじめのうちは便意がなくてもトイレに行かせてみてください.ただし,無理にさせるのは逆効果です.
<こんな病気には注意>
頑固な便秘が続く場合には,ヒルシュスプルング病(腸管を動かす神経が生まれつきない病気),肛門狭窄などの先天性の消化管の病気があることがまれにあります.

<食事で治す>
繊維分の多い食物をとらせてください.これらの食物を材料にすれば,調理の方法はどのようにしてもかまいません.生後6 カ月から2 才くらいまでは便秘がちになりす.お野菜をたくさん食べるようになると治ります.

<便秘に有効な繊維性食品>
(1)いも類:さつまいも・さといも・こんにゃく
(2)野菜類:白菜・キャベツ・ピーマン・なす・にら・もやし・き
ゅうり・ごぼう・人参・大根
(3)豆類/大豆・小豆・おから・納豆
(4)穀類:麦飯・コーンフレーク・ポップコーン・オートミール
(5)果実類:みかん・オレンジ・あんず・乾燥プラム・パイナッ
プル・メロン・プルーン
(6)きのこ類:しいたけ・しめじ・えのき
(7)海藻類:わかめ・こんぶ・のり・寒天・ひじき

<グリセリン浣腸>
どうしても便が出ないときは浣腸をします.浣腸が「くせ」になるということはありません.苦しがっていたら迷わずに浣腸をして下さい.浣腸もしないで便をためると,どんどん腸が太くなって,便秘が治りにくくなります.習慣性便秘の場合には,グリセリン浣腸を1 週間から10 日間くらい行って,腸をからっぽにする場合もあります.

<便秘のお薬>
モニラックシロップ,マルツエキス、酸化マグネシウムなどの緩下剤(便を柔らかくする作用があります)やラキソベロン液(便を出したい時に使用します)、大建中湯などの漢方薬があります。
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